cacheComponents
cacheComponents フラグは Next.js の機能で、App Router のデータ取得操作を事前レンダリングから除外しますが、明示的にキャッシュされている場合を除きます。これは Server Components のダイナミックなデータ取得のパフォーマンス最適化に役立ちます。
アプリケーションが事前レンダリングされたキャッシュから提供するのではなく、ランタイム中に新鮮なデータ取得を必要とする場合に有用です。
use cache と組み合わせて使用することが想定されています。これにより、use cache でページ、関数、またはコンポーネント レベルでアプリケーションの特定の部分をキャッシュ対象として定義しない限り、データ取得はランタイムでデフォルトで実行されます。
使用方法
cacheComponents フラグを有効にするには、next.config.ts ファイルで true に設定します:
next.config.ts
import type { NextConfig } from 'next'
const nextConfig: NextConfig = {
cacheComponents: true,
}
export default nextConfigcacheComponents が有効な場合、以下のキャッシュ関数と設定を使用できます:
use cacheディレクティブuse cacheでのcacheLife関数cacheTag関数
注意事項
cacheComponentsはランタイム中に新鮮なデータ取得を確保することでパフォーマンスを最適化できますが、事前レンダリングされたコンテンツから提供する場合と比較して、追加のレイテンシが発生する可能性があります。
バージョン履歴
| バージョン | 変更内容 |
|---|---|
| 16.0.0 | 導入時期:cacheComponents。このフラグは ppr、useCache、および dynamicIO フラグを単一の統合設定として制御します。 |